カエルさんIPOの初値予想ってどこを見ればいいの?S評価なら申し込めば必ず儲かるのかな?



初値予想は一覧の評価と銘柄解説をセットで見ましょう。S評価でも利益は確実ではありません。BB期間と100株予算で候補を絞り、事業・価格・売出株数を確認してから申し込むか決めます。
2026年10〜11月の主なIPOを掲載しています。
受付中・受付予定の銘柄は申込先を検討し、上場済みの銘柄は初値と事前評価を比べられます。日程をまとめて見たい方は、こちらの記事をご確認ください。


- 2026年10〜11月のIPO上場予定銘柄と注目ポイント
- 銘柄評価S・A・B・C・Dの考え方
- 初値予想で確認したい業績・公開価格・吸収金額・VC
- 申込前に確認できる公募割れリスク
- IPOの主幹事・取扱証券会社と口座の選び方
【2026年最新】IPO初値予想・銘柄評価一覧


まずは表のBB期間と100株予算を見て、申込可能な銘柄を探してください。評価の理由と注意点は銘柄解説で説明しています。
| 銘柄・上場日 | 仮条件/公開価格 | 100株予算 | BB期間・主幹事 | 評価・状況 |
|---|---|---|---|---|
| アイビスホールディングス(9334) 10/13・名証ネクスト/福証Q | 公開価格520円 | 5万2,000円 | 受付終了・フィリップ・キャピタル | 上場済み/初値800円・100株損益+2万8,000円 事前評価 |
| ルクレ(648A) 10/15・東証グロース | 公開価格1,480円 | 14万8,000円 | 受付終了・野村證券 | 上場済み/初値2,030円・100株損益+5万5,000円 事前評価 |
| トグルホールディングス(652A) 10/30・東証グロース | 公開価格4,040円 | 40万4,000円 | 10/15〜10/21・SMBC日興/SBI | 暫定 |
| MabGenesis(653A) 11/2・東証グロース | 公開価格830円 | 8万3,000円 | 10/15〜10/21・東海東京 | 暫定 |
| Allganize Holdings(656A) 11/4・東証グロース | 仮条件1,250〜1,260円 | 12万6,000円 | 10/19〜10/23・SMBC日興/大和 | 暫定 |
| LTV-X(655A) 11/5・名証ネクスト | 仮条件550〜570円 | 5万7,000円 | 10/19〜10/23・Jトラストグローバル | 暫定 |
| estie(658A) 11/6・東証グロース | 1,070〜1,100円 | 11万円 | 10/21〜10/27・SMBC日興/みずほ | 暫定 |
| RECEPTIONIST(660A) 11/10・東証グロース | 820〜850円 | 8万5,000円 | 10/23〜10/29・SBI | 暫定 |
| TOKIUM(664A) 11/25・東証グロース | 仮条件未定 | 決定後に計算 | 11/9〜11/13・SMBC日興 | 上場予定・未評価 |
| KDX Kolet投資法人(666A) 11/25・東証REIT | 仮条件未定 | 1口(価格未定) | 11/10〜11/13・野村/SMBC日興 | 上場予定・未評価 |
TOKIUMは11月25日に東証グロースへ上場予定で、仮条件は11月6日に決まる予定です。KDX Kolet投資法人は同日に東証REITへ上場予定で、申込単位は1口です。BBは11月10〜13日、仮条件は11月9日に決まる予定です。
上場済みの2銘柄を2026年全体の結果と比べたい方は、初値・利益一覧を確認してください。
まず100株予算に収まる銘柄を選び、銘柄解説で事業の成長性・価格・売出株数・公募割れリスクを確認しましょう。納得できた銘柄をBBの申込候補にします。
注目IPO銘柄の評価と上場結果


上場予定銘柄は、事業の成長性・売出株数・公開価格を見て申込判断しましょう。
ルクレ(648A)|初値2,030円・公開価格1,480円
ルクレはデバイスとAIクラウドを使った記録DXプラットフォームを提供する企業で、2026年10月15日に東証グロースへ上場しました。仮条件は1,390〜1,480円、公開価格は1,480円。主幹事は野村證券でした。
10月15日の初値は2,030円で、公開価格1,480円との差は1株550円、100株では+5万5,000円(売却手数料・税引き前)です。初値の市場報道で確認しました。上場前は売出比率や吸収金額を踏まえてC評価としていました。結果は初値が公開価格を上回り、慎重な評価だけでは上昇を捉えられなかった例です。
| ルクレの確認項目 | 公表値・計算結果 |
|---|---|
| 公募株数 | 500,000株 |
| 既存株主の売出し | 2,840,000株 |
| OAによる売出し | 501,000株 |
| OA込み公開株数 | 3,841,000株 |
| 公開価格 | 1,480円 |
| 初値(10月15日) | 2,030円 |
| 100株の初値売却損益 | +5万5,000円(手数料・税引き前) |
| OA込み概算吸収金額 | 約56.85億円 |
| 公募+売出しの売出比率(OAを除く) | 約85.0% |
| 公開価格PER(前期実績) | 約50.08倍(資料掲載の参考指標) |
概算吸収金額は1,480円×(50万株+284万株+50.1万株)=約56.85億円です。売出比率は284万÷(50万+284万)=約85.0%。いずれも初値そのものの予想ではなく、公開株式の供給規模を見る指標です。前期PER約50.08倍はIPOジャパン・ルクレの開示情報整理に基づく参考値で、予想EPSと混同しないよう注意します。
期待材料:企業活動のデジタル化・AI関連サービスという成長テーマ。
注意点:既存株主の売出し割合、OA込み約56.85億円の吸収金額、前期実績に対する価格設定。これらを理由に上場前はC評価でした。
結果:初値2,030円は公開価格1,480円を550円上回りました。次のIPOでは、売出株数だけで結論を出さず、事業の成長性や価格も合わせて確認しましょう。
トグルホールディングス(652A)|AI関連事業と不動産事業の評価を分ける
2026年10月30日に東証グロース上場予定。公開価格は4,040円で、100株の購入代金は40万4,000円です。BBは10月21日に終了しました。申し込んだ方は抽選結果を確認し、当選・補欠当選なら利用した証券会社の購入期限までに手続きを進めましょう。再開発可能な土地の仕入販売と、AIを用いたシステム・エージェント開発などを手掛けます。
JPX掲載の公募2,244,600株、売出し1,124,900株、OA505,400株を合計すると3,874,900株です。テーマだけをAI関連と捉えて割高・割安を決めるのではなく、土地売買事業の売上総利益率、AI事業の成長率、在庫・運転資金を分けて見る必要があります。
MabGenesis(653A)|研究開発型企業は資金繰りと開発段階を確認
2026年11月2日に東証グロース上場予定。ペット用抗体医薬品の研究開発を行う企業で、10月15〜21日がBB期間です。JPXの上場会社概要では公募940,700株、売出し1,047,200株、OA298,000株が確認できます。
新薬・抗体医薬品の開発には研究開発期間、承認、販売立上げに関する不確実性があります。売上高や当期利益だけでなく、臨床開発の段階、提携契約、資金残高、将来の資金調達可能性を確認したい銘柄です。公開価格は830円で、100株の購入代金は8万3,000円です。評価はCです。申し込んだ方は抽選結果を確認し、当選・補欠当選なら利用した証券会社の購入期限までに手続きを進めましょう。
Allganize Holdings(656A)・estie(658A)・RECEPTIONIST(660A)
いずれも東証グロース上場予定の法人向けサービス関連企業です。ただし、AI・SaaSなどテーマが似ていても、事業の収益構造と公開株数は異なります。
| 銘柄 | 事業内容 | 確認したいポイント |
|---|---|---|
| Allganize Holdings(11/4) | 生成AI・業務自動化プラットフォーム | 企業向け契約の収益性、拡販コスト、海外展開、OA込み約415.5万株 |
| estie(11/6) | 商業用不動産データプラットフォーム | 公募5万株に対し売出し約563.9万株という構成、業績・価格 |
| RECEPTIONIST(11/10) | クラウド受付システム | 公募5万株に対し売出し約141.6万株、継続収益・成長率 |
Allganize Holdingsの100株予算は仮条件上限で12万6,000円です。BBは10月23日に終了しました。10月26日の公開価格と抽選結果を確認し、当選・補欠当選なら利用した証券会社の購入申込期限を確認しましょう。estieは仮条件上限なら100株で11万円です。申込み前に事業と売出株数を確認しましょう。RECEPTIONISTは仮条件上限なら100株で8万5,000円です。公募5万株に対して売出し約141.6万株のため、事業の成長性とあわせて確認しましょう。上場日・募集情報はJPXの新規上場会社情報でも確認できます。
アイビスホールディングス(9334)・LTV-X(655A)|地方市場の流動性を重視
アイビスホールディングスは10月13日に名証ネクスト・福証Q-Boardへ上場し、公開価格520円に対して初値は800円、100株損益は+2万8,000円でした。LTV-Xは11月5日に名証ネクストへ上場予定で、公開価格はまだ未定です。
LTV-Xの評価はBです。名証ネクスト上場のため、公開株数に加えて上場後の売買のしやすさも確認したい銘柄です。仮条件は550〜570円で、上限×100株の予算は5万7,000円です。BBは10月23日に終了しました。10月26日の公開価格と抽選結果を確認し、当選・補欠当選なら利用した証券会社の購入申込期限を確認しましょう。
IPO銘柄の評価基準|S・A・B・C・Dランクの決め方


銘柄評価では、事業の成長性・収益性・公開価格・株式需給・市場環境をそれぞれ2点満点で見ます。評価が高い銘柄でも、公開価格と売出株数は申込前に確認してください。
| 評価項目 | 満点 | 主な確認内容 |
|---|---|---|
| 事業の成長性 | 2点 | 売上成長率、競争優位性、継続収益 |
| 収益性・財務健全性 | 2点 | 営業利益・営業CF・資金残高 |
| 公開価格の妥当性 | 2点 | 類似企業PER・PSR、成長率の反映 |
| 株式需給・ロックアップ | 2点 | 吸収金額、売出し比率、VC、解除条件 |
| 市場環境・上場日程 | 2点 | 地合い、同時期のIPO、業種の投資需要 |
| 最終ランク | 点数目安 | 意味 |
|---|---|---|
| S | 9〜10点 | 複数の指標が良好。ただし利益を保証しない |
| A | 7〜8点 | 相対的に好条件だが注意点は残る |
| B | 5〜6点 | 良い点と慎重材料が混在 |
| C | 3〜4点 | リスク確認が重要な銘柄 |
| D | 0〜2点 | 想定リスクが大きく慎重な検討が必要 |
気になる銘柄は、点数だけで決めずに銘柄解説で評価の理由を確認しましょう。仮条件や公開価格が出たら、100株予算も見直してください。
S評価でも当選しやすいわけではなく、D評価でも初値が必ず下がるわけではありません。銘柄の価格形成に関する評価と、証券会社の抽選確率・抽選株数は異なるため、混同しないようにしましょう。
初値が上昇しやすいIPO銘柄に共通する5つの特徴


- 成長性:売上高・営業利益・営業CFの増減理由を説明できる
- 事業の独自性:継続課金や高い参入障壁など、競争優位性が確認できる
- 需給:公開株数・OA・売出し比率と投資家の需要が釣り合う
- 株主構成:大株主・VCの売却制限と解除条件を把握できる
- 価格設定:公開価格のPERやPSRが同業他社・成長率と極端に乖離しない
5項目がそろっていても、公開価格が高すぎたり上場日の売り注文が多かったりすると、公募割れすることがあります。特に価格と売出株数は申込前に確認しましょう。
公募割れリスクが高いIPO銘柄の見分け方


公募割れが心配な銘柄は、目論見書で売出株数・公開価格・大株主・資金繰りを確認しましょう。次の項目に当てはまるかを見ると、注意点を整理できます。
目論見書で公募株数と売出株数を比べ、既存株主がどれくらい売るかを確認しましょう。
利益の伸びに対して価格が高くないか、同業他社のPERなどと比べましょう。
大株主の売却制限(ロックアップ)がいつ、どの条件で解除されるか確認しましょう。
赤字の企業は、目論見書で手元資金と今後の資金調達予定を確認しましょう。
BBを申し込む時点の株式市場や同時期に上場する銘柄も見ておきましょう。
気になる銘柄が上の注意点に当てはまるなら、公募割れした銘柄の例と確認ポイントを関連記事で確認してください。
吸収金額・業績・公開株数からIPOの初値を予想する方法


吸収金額は「公開価格×公開株数」で概算する
公募株数+売出株数+オーバーアロットメント(OA)株数に公開価格を掛けると、OAを含めた概算吸収金額を試算できます。これは会社が受け取る調達資金額とは異なります。
ルクレは公開価格1,480円、OA込み公開株数3,841,000株で、概算吸収金額は約56.85億円でした。これから上場する銘柄は、仮条件の上限価格と公開株数を掛けて規模を見比べ、公開価格が決まったら計算し直してください。
バリュエーションは類似企業と同じ条件で比べる
公開価格が高すぎないか、同業他社と比べましょう。PERは予想利益と実績利益で数字が変わるため、同じ基準で比較します。赤字企業はPERで比べにくいので、売上の伸びと手元資金も確認してください。
公開価格から上下10%の損益を試算する
公開価格で100株買ったとき、初値が上下すると損益がいくら変わるかを見ておきましょう。
| 公開価格1,480円(100株)の例 | 想定初値 | 100株損益 |
|---|---|---|
| 初値が10%下落 | 1,332円 | −14,800円 |
| 初値が5%下落 | 1,406円 | −7,400円 |
| 公開価格と同値 | 1,480円 | 0円 |
| 初値が5%上昇 | 1,554円 | +7,400円 |
| 初値が10%上昇 | 1,628円 | +14,800円 |
上の表は、公開価格1,480円で100株買った場合の計算例です。例えば初値が5%下がると損失は7,400円になります。申込前に、損失が出た場合も購入できる金額か確認してください。
IPO初値予想を参考にブックビルディングへ申し込む判断基準


BBに申し込む前に、事業・公募割れリスク・100株予算を確認しましょう。次の項目に納得できれば、取扱証券会社で申込手続きへ進みます。
- 銘柄の事業と今後の成長シナリオが理解できるか
- 目論見書の公開株数・大株主・価格条件を確認したか
- 仮条件の上限で100株予算を計算し、資金に無理がないか
- 初値が公開価格を下回った場合の許容損失額を試算したか
- 購入申込期間・辞退時の扱い・資金拘束のルールを確認したか
予算に収まり、銘柄のリスクにも納得できたら、取扱証券会社でBBの申込方法と必要資金を確認しましょう。手順は次の記事で説明しています。
IPOの当選を狙うために確認したい主幹事・取扱証券会社


申し込みたい銘柄が決まったら、取扱証券会社と申込期限、事前に必要な資金を確認してBBを申し込みましょう。
まずは利用中の証券会社で、その銘柄の取扱いを確認しましょう。扱っていなければ、主幹事や取扱証券会社から口座開設先を選びます。
主幹事と取扱証券会社の選び方は、こちらで確認できます。


松井証券への口座開設を検討する方は、申し込みたい銘柄の取扱いを確認したうえで、手順をご覧ください。
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IPO初値予想についてよくある質問(FAQ)


まとめ|初値予想だけに頼らず企業価値とリスクを確認しよう


BB期間と100株予算で候補を絞り、事業・価格・売出株数を見て申し込むか決めましょう。決めたら取扱証券会社の申込期限と必要資金を確認します。
- 表でBB期間と100株予算を確認し、申込可能な銘柄を選ぶ
- 評価ランクを見たら、個別解説で良い点と公募割れリスクを確認する
- 公開価格と吸収金額、成長性、株主構成、VC・ロックアップを同時に確認する
- 上場済み銘柄の初値と事前評価を見比べ、次の銘柄選びに生かす
- 申込前に必要資金と購入申込期限を確認し、納得できない銘柄は見送る
次にやること|IPOスケジュールと目論見書から申込判断を進めよう


気になる銘柄の上場日・仮条件・BB期間を調べます。
業績・公開株数・売出し・大株主とリスクを整理します。
100株予算と公募割れした場合の損失を見て、申し込むか決めます。
取扱い、申込期限、事前に必要な資金を確認して手続きを完了します。
まずは一覧から気になる銘柄を1社選び、BB期間と100株予算を確認しましょう。銘柄解説と目論見書を読んで納得できたら、取扱証券会社で申し込んでください。







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