カエルさん立会外分売って本当に儲かるの?
割引で買えるって聞いたけど、リスクはないの?
結論から言います。儲かります。ただし銘柄を選ばないと損をします。
2024年のデータでは54件中43件がプラスで、勝率約80%・平均利益2,170円(100株)という結果でした。ただし残り約20%は分売割れで損失になっています。「どの銘柄に申し込むか」の判断が収益を大きく左右します。



私はIPO投資と並行して立会外分売にも参加しており、独自の評価基準で銘柄を選別しています。全件申し込むのではなく、儲かりやすい銘柄だけに絞ることで損失リスクを大幅に減らせます。この記事では過去データと実体験をもとに「本当に儲かるのか」を正直に解説します。
- 過去データで見る立会外分売の勝率・期待値
- 儲かる構造的な理由
- 損をするパターンと分売割れが起きる銘柄の特徴
- 儲かる銘柄・儲からない銘柄の見極め方
- 年間いくら稼げるか現実的なシミュレーション
立会外分売の仕組みをまだ詳しく知らない方は、下記の記事をご覧ください。


過去データで見る立会外分売の勝率・期待値


まず過去のデータを見ていきます。
| 年 | 実施件数 | 勝率 | 平均利益 (100株) | 合計利益 (全件当選) |
|---|---|---|---|---|
| 2026年(3月時点) | 13件 | 76.9% | — | — |
| 2024年 | 54件 | 約80%(43勝7敗4分) | 約2,170円 | 約117,200円 |
| 投資手法 | 勝率の目安 | 1回の利益 | 当選確率 |
|---|---|---|---|
| 立会外分売 | 約75〜80% | 数百〜数千円 | 比較的高い |
| IPO | 約70〜80% | 数万〜数十万円 | 低い(1〜2%) |
| 通常の株式投資 | 銘柄・タイミング次第 | 制限なし | 誰でも買える |
勝率だけ見るとIPOとほぼ同水準です。
ただし1回あたりの利益はIPOより小さく、コツコツ積み上げる性質の投資です。



「勝率80%」という数字は全件無差別に申し込んだ場合のデータです。銘柄を選別して申し込めば勝率はさらに上がります。私の経験では条件の良い銘柄に絞ることで分売割れをほぼ回避できています。
立会外分売が儲かる3つの構造的な理由


立会外分売が他の投資手法より勝率が高い理由には、構造的な優位性があります。
理由① 割引購入という構造的優位性
立会外分売では前日終値より2〜5%割引の価格で株を購入できます。これは「すでに割引された状態でスタートできる」ということです。
具体例
前日終値1,000円の銘柄が3%割引の970円で購入できた場合
→ 翌朝の始値が前日終値と同じ1,000円でも即座に3,000円の利益(100株)
→ 始値が980円でも1,000円の利益
→ 始値が969円以下になって初めて損失
つまり前日終値から割引率分だけ株価が下がらない限り利益になるという仕組みです。
理由② 買付手数料がゼロ
通常の株式取引では買付時に手数料がかかりますが、立会外分売の買付手数料は売り出す大株主側が負担するため投資家の負担はゼロです。
割引購入+手数料ゼロのダブルメリットが勝率の高さを支えています。
理由③ 当日売却で資金効率が高い
購入した当日の市場開始後すぐに売却できます。資金の拘束期間が最短1日のため、同じ資金を繰り返し使える資金効率の高さが特徴です。
儲からないケース・損をするパターン


メリットだけでなくリスクも正直に解説します。2024年のデータでは54件中7件が分売割れで損失になりました。
パターン① 大株主の売却目的の銘柄
企業や大株主が立会外分売を実施する目的は主に3つあります。
| 目的 | 投資家への影響 | 判断 |
|---|---|---|
| 東証プライム昇格 | 昇格後に株価上昇期待 | ○ 申込OK |
| 流動性向上 | 株価が安定しやすくなる | ○ 申込OK |
| 大株主の資金調達 | 売り圧力になりやすい | △ 慎重に判断 |
大株主(特に親会社)の資金調達目的の分売は要注意です。企業自身にメリットがなく、売り圧力になりやすいため分売割れリスクが高くなります。
パターン② 地合いが悪い時期
日経平均が直近で大幅に下落しているタイミングの申込は危険です。相場全体が下向きの時期は割引分を帳消しにする下落が起きやすくなります。
パターン③ ディスカウント率が低い銘柄
ディスカウント率が2%未満の銘柄は割引メリットが薄く、わずかな下落で損失になります。
⚠️分売割れ時の損失イメージ
分売価格970円(3%割引)で100株購入→始値950円の場合
→ 損失:(950円 – 970円) × 100株 = -2,000円
分売割れは「割引率を超える株価下落」が起きた場合に発生します。割引率が大きいほど分売割れリスクは下がります。
儲かる銘柄・儲からない銘柄の見極め方


申し込む前に以下の4点を確認するだけでリスクを大幅に下げられます。これは私が実際に使っている評価基準です。
判断基準① 目的を確認する(最重要)
証券会社の分売情報ページや適時開示情報で目的を確認します。
- 「株式の分散・流動性向上」「プライム市場への市場変更」→ 申込OK
- 「大株主による保有株売却」「親会社の持分比率調整」→ 慎重に判断
- 業績が悪化している企業の分売→ 基本的に見送り
判断基準② ディスカウント率を確認する
| ディスカウント率 | 評価 | 判断 |
|---|---|---|
| 4%以上 | 優秀 | 積極的に申込 |
| 3〜4% | 標準 | 他の条件次第で申込 |
| 2〜3% | やや低い | 慎重に判断 |
| 2%未満 | 低い | 基本的に見送り |
判断基準③ 信用区分を確認する
「貸借銘柄」は空売りが入りやすく分売割れリスクが高まります。「信用銘柄」や「制度信用銘柄」の方が比較的安全です。
判断基準④ 地合いを確認する
申込前日の日経平均の動きを確認します。直近3〜5日間で大幅下落が続いている場合は申込を見送る判断も重要です。



私はこの4つの判断基準をもとに評価して銘柄を管理しています。全件申し込むのではなく、4つの条件がすべて揃った銘柄だけに絞ることで分売割れをほぼ回避できています。判断に迷う場合は「見送り」を選ぶのが長期的に見て正解です。
年間いくら稼げるか現実的なシミュレーション


実際に年間いくら稼げるのかをシミュレーションします。
📌 シミュレーションの前提
2024年実績:54件・平均利益2,170円(100株・初値売り)
全件当選は現実的ではないため当選率を考慮
複数証券会社で申込した場合
パターン①:全件無差別に申込(1社)
年間54件申込・当選率30%と仮定
→ 当選16件 × 平均2,170円 = 約34,720円
パターン②:条件の良い銘柄に厳選(複数社)
年間30件に絞って申込・複数社で当選率50%と仮定
→ 当選15件 × 平均3,000円(厳選銘柄は利益大きめ)= 約45,000円
パターン③:IPOと組み合わせた場合
立会外分売:年間約3〜5万円
IPO:年間約10〜30万円(口座数・運次第)
合計:年間約15〜35万円の副収入



立会外分売単体では年間数万円程度ですが、IPOの落選が続く時期の「つなぎ収入」として機能します。私はIPOと立会外分売を常に並行して申し込むことで、年間の副収入を安定させています。
よくある質問(Q&A)


まとめ:立会外分売は「条件を選べば儲かる」投資


- 2024年の勝率は約80%・平均利益2,170円(100株)とデータで実証済み
- 割引購入・手数料ゼロ・当日売却可能という構造的優位性がある
- 大株主売却目的・低ディスカウント率・悪い地合いの銘柄は見送りが正解
- 目的・ディスカウント率・信用区分・地合いの4つで銘柄を選別する
- 年間単体で3〜5万円・IPOと組み合わせると15〜35万円の副収入が現実的
- 全件申込より条件の良い銘柄に厳選する方が長期的に収益が安定する
🎯 今日からのアクションプラン
今すぐやること: 松井証券・SBIネオトレード証券の口座開設を申し込む
口座開設後: 夕方17時頃に各社の分売情報ページを確認する習慣をつける
申込前: 目的・ディスカウント率・信用区分・地合いの4点を確認する
判断に迷ったら: 見送りを選ぶ(無理に申し込まないのが長期収益の鍵)



立会外分売は「知識ゼロで全件申し込む」より「基準を持って厳選する」方が結果が出ます。最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れれば1件の判断に5分もかかりません。まずは口座開設から始めてみてください。
立会外分売の仕組みや始め方についてはこちらで詳しく解説しています。


IPO投資との組み合わせにおすすめの証券会社比較はこちらをご覧ください。


IPOの当選確率を上げる方法はこちらで詳しく解説しています。




