NISAでIPOに申し込む方法|成長投資枠で利益を非課税にする完全ガイド

NISAでIPOに申し込む方法
カエルさん

NISAでIPOに申し込めるって聞いたけど、本当に非課税になるの?

そう思ってこの記事にたどり着いたあなたへ。

結論から言うと、NISAの成長投資枠を使えばIPOに申し込めて、当選して利益が出た場合も非課税になります。

たけたけ

私自身、NISA口座でのIPO当選を経験しています。通常なら約20%の税金がかかるところ、非課税で利益を丸ごと受け取れたときの感動は今でも忘れられません。ただし注意点を知らずに申し込むと逆に損をするケースもあります。

この記事ではNISA口座でのIPO申込方法から対応証券会社・注意点・損を避けるための銘柄選びの基準まで、IPO投資歴7年・当選43回の経験をもとに解説します。

この記事でわかること
  • NISAでIPOに申し込める条件と対応している口座の種類
  • NISA×IPOに対応している証券会社と特徴
  • NISA口座でのIPO申込手順
  • 利益が非課税になる具体的なメリットとシミュレーション
  • NISAでIPOが損になるケースと回避方法

IPOの始め方の全体像はこちらで詳しく解説しています。

目次

IPOはNISAで申し込めるのか

IPOはNISAで申し込めるのか

結論:成長投資枠なら申し込める

NISAには「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の2種類があります。IPOに申し込めるのは成長投資枠のみです。

NISA口座の種類IPO申込年間投資上限
成長投資枠✅ 申込可能240万円
つみたて投資枠❌ 申込不可120万円

成長投資枠とは

成長投資枠はNISAの中でも個別株・ETF・IPOなど幅広い商品に投資できる枠です。年間240万円・生涯上限1,200万円まで非課税で運用できます。

つみたて投資枠ではIPOに申し込めない理由

つみたて投資枠は金融庁が認めた長期・積立・分散投資に適した投資信託のみが対象です。IPO株式は個別株であるため対象外となっています。

IPOに申し込みたい場合は必ず成長投資枠を使用するようにしましょう。

NISA口座でIPOに申し込むメリット

  • 利益が全額非課税 →  通常約20%かかる税金がゼロになります
  • 配当金も非課税 → 当選後に株を保有して配当を受け取る場合も非課税対象です
  • 手続きがシンプル → 申込時にNISA口座を選択するだけで適用されます

NISAのIPO申込に対応している証券会社一覧

NISAのIPO申込対応証券会社

NISA口座でIPOに申し込める証券会社は限られています。主要な証券会社の対応状況を確認しておきましょう。

SBI証券のNISA×IPO対応状況

📌 SBI証券のNISA×IPO
  • 成長投資枠でのIPO申込:✅ 対応
  • 申込時にNISA口座・特定口座を選択可能
  • IPO取扱件数No.1・チャレンジポイント制度あり
  • NISA口座でも通常のIPO抽選に参加できる

マネックス証券のNISA×IPO対応状況

📌 マネックス証券のNISA×IPO
  • 成長投資枠でのIPO申込:✅ 対応
  • 完全抽選制のため資金量に関係なく平等に当選チャンスあり
  • 申込時にNISA口座を選択するだけで非課税適用
  • BB申込時に資金拘束なし・当選後の購入時に引落し

楽天証券のNISA×IPO対応状況

📌 楽天証券のNISA×IPO
  • 成長投資枠でのIPO申込:✅ 対応
  • 完全抽選制・楽天ポイントとの連携あり
  • 申込画面でNISA口座を指定して申し込む形式

各社の比較まとめ

証券会社NISA×IPO対応抽選方式おすすめ度
SBI証券✅ 対応70%抽選+30%裁量★★★★★
マネックス証券✅ 対応完全抽選100%★★★★★
楽天証券✅ 対応完全抽選100%★★★★☆
auカブコム証券✅ 対応完全抽選100%★★★★☆
野村証券✅ 対応裁量配分★★★☆☆
証券会社によって対応状況が変わる場合があります

NISA×IPOの対応状況は各証券会社のサービス変更により変わる場合があります。申込前に必ず各社の公式サイトで最新情報を確認してください。

各証券会社の詳しい比較はこちらで解説しています。

NISA(成長投資枠)でのIPO申込手順(SBI証券を例に)

NISAでIPO申込

NISA口座と特定口座どちらで申し込むか選択する

SBI証券でNISA口座を使ってIPOに申し込む場合、BB申込画面で「NISA口座(成長投資枠)」を選択するステップがあります。

STEP
SBI証券にログインしてIPOページへ

「国内株式」→「IPO・PO」からBB受付中の銘柄を選択します。

STEP
目論見書を確認する

申込前に目論見書の確認が必須です。内容を確認してから次へ進みます。

STEP
申込口座を「NISA口座(成長投資枠)」に設定

申込画面で口座種別を選択する項目があります。ここで「NISA口座(成長投資枠)」を選択します。

STEP
申込価格・株数を入力

申込価格は上限価格を選択。株数は100株を入力します。

STEP
申込完了を確認

申込完了画面でNISA口座での申込になっているか確認します。

完了
当選後は自動的にNISA口座で購入

当選・購入手続き後、NISA口座内で株式が保有されます。

申込時の注意点

特定口座とNISA口座は後から変更できません

BB申込時に選択した口座種別は後から変更できません。
必ず申込画面でNISA口座を選択しているか確認してから申込を完了させましょう。

NISA枠が不足している場合
成長投資枠の残枠が申込金額を下回っている場合、NISA口座での購入ができません。年間240万円の枠を使い切っていないか事前に確認しておきましょう。

NISAでIPO利益を非課税にする方法

NISAでIPO利益非課税

利益が非課税になる威力をシミュレーション

通常の特定口座でIPO株を売却した場合、利益に対して約20.315%の税金がかかります。
NISA口座ならこの税金がゼロになります。

公開価格初値利益特定口座(税後)NISA口座(税後)
1,000円1,500円5万円約3.98万円5万円(全額)
1,500円2,500円10万円約7.97万円10万円(全額)
2,000円4,000円20万円約15.94万円20万円(全額)
たけたけ

20万円の利益なら約4万円の差が出ます。年間数回当選できれば、非課税の恩恵は非常に大きいです。積極的にNISA口座を活用することをおすすめします。

成長投資枠の年間上限240万円との兼ね合い

成長投資枠の年間投資上限は240万円です。
IPO申込の公開価格×株数が購入金額としてこの枠から差し引かれます。

📌 枠の使い方の考え方
  • 公開価格1,000円×100株=10万円の枠を使用
  • 年間240万円の枠なら最大24銘柄(各10万円の場合)申込可能
  • 落選した場合は枠を消費しません・当選した場合のみ枠が減ります

IPO利益を再投資に回す戦略

NISA口座で得たIPO利益をそのままNISAの積立投資に回すことで、非課税の複利効果を最大化できます。

  • IPO利益をつみたて投資枠のインデックス投資に充てる
  • 次のIPO申込の元本として活用する
  • 成長投資枠内で高配当株を購入して配当も非課税で受け取る

NISAでIPOが損になるケースと回避方法

NISAでIPO損になるケース

公開価格割れ時に損益通算できない

NISA口座の最大のデメリットが損益通算できない点です。

特定口座であれば、IPOで損失が出た場合に他の口座の利益と相殺(損益通算)して税負担を減らせます。しかしNISA口座内の損失は他の利益と損益通算できません。

具体例

特定口座:IPOで5万円の損失 + 他の株で10万円の利益
→ 損益通算後の課税対象は5万円(税負担が減る)

NISA口座:IPOで5万円の損失 + 他の株で10万円の利益
→ NISA内の損失は通算不可・他の10万円に課税される

見送り判断が通常より重要になる理由

特定口座なら損失が出ても損益通算でカバーできますが、NISA口座では損失がそのまま確定します。そのためNISA口座でのIPO申込は銘柄選びがより慎重である必要があります。

NISA口座での申込を避けるべき銘柄の特徴
  • 吸収金額が100億円を超える超大型銘柄
  • VC保有比率が高くロックアップ解除後の売り圧力が強い銘柄
  • 仮条件が下限付近に決まった銘柄
  • 市場全体が大きく下落しているタイミングでの上場銘柄

NISA枠を無駄にしないための銘柄選びの基準

以下の条件を満たす銘柄はNISA口座での申込に向いています。

  • 吸収金額が50億円以下の小〜中型銘柄
  • 業績が直近2〜3期連続で増収増益
  • 仮条件が上限価格に決まった需要の強い銘柄
  • 主幹事がSBI証券・野村証券など実績のある大手
📌 迷ったときの判断基準

公開価格割れのリスクが少しでも高いと感じたら特定口座で申し込むのが無難です。NISA口座は「確実に利益が出そうな銘柄」に絞って使うのが賢い活用法です。

IPO投資で失敗しないための注意点はこちらで詳しく解説しています。

よくある質問(Q&A)

よくある質問
NISA口座がなくてもIPOに申し込めますか?

はい、申し込めます。NISA口座がない場合は特定口座または一般口座での申込になります。NISA口座は非課税のメリットがありますが、なくてもIPO投資は始められます。

NISA口座と特定口座で同じ銘柄に両方申し込めますか?

できません。同じ証券会社内では1銘柄につき1口座での申込になります。NISA口座か特定口座かどちらかを選択して申し込む形です。

当選後にNISA口座から特定口座に変更できますか?

できません。BB申込時に選択した口座種別は変更不可です。申込時に必ず確認してから手続きを完了させましょう。

NISA口座でIPOに当選したが購入を辞退した場合、枠は消費されますか?

消費されません。NISA枠が消費されるのは実際に購入した時点です。当選しても購入手続きをしなければ枠は減りません。

つみたてNISA(旧制度)でもIPOに申し込めましたか?

申し込めませんでした。旧つみたてNISAは投資信託のみが対象でした。現行NISAの成長投資枠が新設されたことでIPOへの申込が可能になっています。

まとめ

まとめ
まとめ
  • NISAの成長投資枠を使えばIPOに申し込める
  • 当選して利益が出た場合、約20%の税金がゼロになる
  • SBI証券・マネックス証券・楽天証券がNISA×IPOに対応
  • 申込時にNISA口座を選択するだけで非課税が適用される
  • 公開価格割れ時は損益通算できないため銘柄選びが重要
  • リスクの高い銘柄は特定口座・安全な銘柄はNISA口座で使い分ける
🎯NISA×IPO活用チェックリスト

申込前: 成長投資枠の残枠を確認・銘柄のリスクを評価
申込時: BB画面でNISA口座(成長投資枠)を選択・上限価格で申込
当選後: 期限内に購入手続き・NISA口座での保有を確認
売却後: 利益をつみたて投資や次のIPO申込の原資に活用

たけたけ

NISAとIPOの組み合わせは、正しく使えば資産形成の強力な武器になります。まずは口座を開設して、成長投資枠でのIPO申込を今日から始めてみてください。

この記事を書いた人

はじめまして、たけたけです。
IPO投資歴10年以上・累計230社以上に申し込んできた個人投資家です。FXはMT5を使ったEA(自動売買)の開発・運用もしています。
本業はITエンジニア(AWS・Java)。副業の投資で資産をコツコツ積み上げながら、再現性のある情報を発信しています。
「むずかしそう」と思っていた投資も、仕組みを知れば誰でも始められます。実体験をもとにした情報でお役に立てれば嬉しいです。

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