【2026年版】IPO当選後の売り方|初値売りの方法と成行注文禁止ルールを解説

カエルさん

IPOに当選した!上場日に成行で売れば「初値売り」できるんだよね?

たけたけ

そこは要注意。2026年現在、東証の新規上場銘柄は初値が決まる前の成行注文が禁止されています。昔の「成行で初値売り」という解説はそのまま使えません。

IPOに当選して株を購入できたあと、次に迷うのが「いつ、どうやって売ればいいのか」です。

IPOでは上場日の最初についた株価を「初値」と呼び、上場直後に売却する方法は一般に「初値売り」と呼ばれています。

ただし、現在の東証では新規上場銘柄について、初値が決まる前の成行売り・成行買いが禁止されています。証券会社によって注文受付時間や操作方法も異なるため、以前のIPO解説と同じ操作をすると注文できないことがあります。

この記事でわかること
  • IPOの「初値売り」とは何か
  • 2026年現在の初値決定前の注文ルール
  • 上場日に売却するときの基本的な流れ
  • 初値で売る場合と保有を続ける場合の違い
  • 上場初日に初値が付かなかったときの注意点
目次

IPOの初値売りとは?

IPOの初値売りとは|公開価格から初値で売却した場合の利益イメージ

IPOの初値売りとは、IPOで取得した株式を、上場後に最初に成立した株価(初値)付近で売却する考え方です。

例えば公開価格1,000円で100株購入し、初値が1,500円で成立した場合、初値付近で100株売却できれば、単純計算では5万円の利益になります(税金・手数料等を考慮しない場合)。

反対に、初値が900円なら1万円の損失です。IPOは当選すれば必ず利益になるわけではありません。

【重要】2026年現在は初値決定前の成行注文が禁止

初値決定前は成行注文が禁止|指値注文と成行注文の違い

IPOの売り方についてインターネットで調べると、「上場日の朝に成行売りを出せば初値で売れる」と説明している古い記事が見つかることがあります。

しかし、東京証券取引所では新規上場日の初値決定前について、成行売呼値・成行買呼値を禁止しています。

SBI証券でも、新規上場銘柄の初値成立前は買注文・売注文ともに指値注文のみ受付可能と案内されています。

2026年のポイント

×「成行注文を出しておけば自動的に初値売り」

○ 初値決定前は、取引所・証券会社の注文可能価格帯の中で指値注文を利用する

初値成立後は通常の売買ルールへ移行しますが、銘柄や規制状況によって取扱いが異なる場合があります。

IPO当選後から上場日までの流れ

IPO当選後から購入申込・上場日確認・売却注文までの流れ
STEP
当選後に購入申込を完了する

IPOに当選しても、購入申込が必要な証券会社では期限内の手続きが必要です。

STEP
上場日と注文受付開始時刻を確認する

証券会社ごとに新規上場銘柄の注文受付開始時刻が異なる場合があります。

STEP
初値成立前は指値で売却注文を出す

初値決定前は成行注文が使えないため、注文可能価格帯を確認して指値注文を利用します。

STEP
約定結果を確認する

初値が成立したら、注文照会で売却できたかを確認します。

初値付近で売りたい場合、指値はいくらにする?

初値付近で売りたい場合の指値設定の考え方

売りの指値注文は、「この価格以上なら売りたい」という最低売却価格を指定する注文です。

そのため、初値形成に参加したい場合は、利用する証券会社が示す新規上場銘柄の注文可能価格帯を確認したうえで注文します。

ただし、どの価格を指定すればよいかは、公開価格・需要・気配・その銘柄を保有し続けたいかによって変わります。特定の指値を入れれば必ず初値で売却できるわけではありません。

SBI証券では、初値決定前の注文可能価格帯を「公開価格の0.25倍以上〜4倍以下」と案内しています。実際の注文可能価格帯や受付条件は証券会社ごとに確認してください。

初値売りとそのまま保有、どちらがいい?

IPOの初値売りとそのまま保有する場合の比較
初値付近で売却上場後も保有
特徴上場直後に損益を確定上場後の値上がりを狙える
メリットその後の値下がりリスクを抑えやすい初値以上に上昇すれば利益を伸ばせる
デメリット売却後に大きく上昇する可能性がある初値後に大きく下落する場合がある
向いている人IPOの短期売却を基本方針にする人企業価値を見て中長期保有したい人

どちらが正解というものではありません。IPOの評価だけでなく、企業の成長性や公開価格、上場後の需給、自分の投資方針を確認して決める必要があります。

上場初日に初値が付かないこともある

上場初日に初値が付かず翌営業日に持ち越す場合のイメージ

人気が非常に高いIPOでは、上場初日に買い注文が売り注文を大きく上回り、初値が成立しないことがあります。

この場合、翌営業日以降も初値が決まるまで取引所の特別な気配運用が続くことがあります。また、初値決定日まで成行注文が禁止されるなど、売買に制限が加わる場合があります。

反対に、売り注文が多い場合は公開価格を下回る初値になることもあります。

初値売りでよくある注意点

IPO初値売りで確認したい注文時間・価格帯・約定確認
売却前に確認
  • 昔の「成行初値売り」の説明をそのまま使わない
  • 注文受付開始時刻を証券会社で確認する
  • 上場市場や重複上場によって取扱いが異なる場合がある
  • 注文を出しただけで約定が保証されるわけではない
  • 初値が公開価格を下回る可能性もある

よくある質問(Q&A)

よくある質問
IPOは上場日に成行売りできますか?

東証の新規上場銘柄は、初値決定前の成行売り・成行買いが禁止されています。初値成立前は指値注文を利用します。

初値が付かなかったら売却注文はどうなりますか?

当日中注文は取引終了後に失効する場合があります。翌営業日も初値が決まっていない場合は、利用している証券会社の注文照会と規制情報を確認して再注文します。

IPO株を上場後も持ち続けてもいいですか?

可能です。IPOで購入した株式は上場後、通常の上場株式として保有できます。上場直後は値動きが大きくなる場合があるため、企業内容や需給を確認して判断します。

売却代金はいつ受け取れますか?

国内株式は通常、約定日から2営業日後が受渡日です。買付余力への反映時刻などは証券会社によって異なる場合があります。

まとめ|IPO当選後は上場日の注文ルールまで確認しよう

まとめ
  • IPOの初値とは、上場後に最初に成立した株価
  • 2026年現在、東証では初値決定前の成行注文は禁止
  • 初値成立前は、証券会社の注文可能価格帯を確認して指値注文を利用する
  • 上場初日に初値が付かない場合もある
  • 初値売りか継続保有かは、自分の投資方針と銘柄内容で判断する

📌 上場日前に確認しておくこと
① 売却するか保有するか決める
② 注文受付開始時刻を確認する
③ 初値成立前の注文可能価格帯を確認する
④ 売却注文後は約定結果を確認する

たけたけ

IPOは当選後の売却方法まで確認しておくと、上場日に慌てず対応できます。

この記事を書いた人

はじめまして、たけたけです。
IPO投資歴10年以上・累計230社以上に申し込んできた個人投資家です。FXはMT5を使ったEA(自動売買)の開発・運用もしています。
本業はITエンジニア(AWS・Java)。副業の投資で資産をコツコツ積み上げながら、再現性のある情報を発信しています。
「むずかしそう」と思っていた投資も、仕組みを知れば誰でも始められます。実体験をもとにした情報でお役に立てれば嬉しいです。

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